PR関連 2013/10/28
掃除でメディアに出られる?
数多くのPRをさせて頂く中で、「メディアでは取り上げて欲しいけど、ネタがない…」という相談を多くの企業で受けます。PRを行っていく中で、メディアに対して「仕掛ける」ことが重要になりますが、つまらないリリースを送り続けても、メディアは反応してくれません。
取材したくなるようなネタはどうやって生まれるものなのか、この課題は多くの企業の悩みになっているのかと思います。
画期的で前例のない商品やサービスを産み出せれば良いのですが、コストや時期、企業によっては難しいこともあります。
現在扱っている商品・サービスでPRを仕掛け、メディアで取り上げてもらうことが出来れば、余計なコストも必要ありません。
そんなうまい話があるわけないと思われている方もいるかと思いますが、実際に多くの企業で当たり前のように取り組んでいる「あること」を徹底的に行うことでメディアに取り上げられ、信頼や企業理念などを伝えることに成功している企業があります。
全国に200教室を手掛ける東京個別指導学院。
快適な空間で授業を受けてもらいたいと考える同社は、多くの企業が当然のように取り組んでいる「掃除」を徹底的にこだわり、過去最多の入塾者数を獲得しました。
多くの企業で行っている「掃除」ですが、業界によっては業者に依頼し、月に数回しか行わないという企業があります。実際に学習塾業界でもそのような風習があります。
業界大手の東京個別指導学院では、社員の手で徹底的に教室を清掃し、生徒に対し快適で勉強に集中できる環境を提供しています。
快適な空間を提供するために「空調」まで徹底的にこだわります。カギを握るのは意外にも個別指導ブースの「ついたて」です。ついたての高さを従来よりも短くし、空調の効きを改善しました。
このように当たり前のように行われている、「掃除」にフォーカスを当て、メディアで取り上げられています。
社風や取り組みなどが取り上げられ、信頼や理念なども伝えることが出来ている例ですが、多くの企業でも見方を変えれば同じようなことが発見できるのではないでしょうか。
自社の良さは中にいると見えづらいことがありますが、客観的な視点で一度見直してみることも、PRを行っていくうえで大変重要です。
社風や福利厚生、社内の制度など自社では当たり前のことが、外部から見たらネタになるケースがあります。
一度、客観的な視点で自社を見返してみたら何かが見つかるかもしれません。
参考『社員が徹底清掃/改装重視で投資』 日経MJ 2013/10/28
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