PR関連 2013/11/26
聞き飽きた、いらっしゃいませ
近年、お客さまへの「接客用語」や「あいさつ」について見直しがされています。
ショッピングモールを歩けば、どこからともなく聞こえてくる「いらっしゃいませ~」の呼び込みのあいさつ。
ふと声の方に目をやると、販売員は手元の作業に没頭するあまり、視線は手元に落としたままでお客さまを見ていません。どんなに明るく、よく通る声だったとしても、これではお客さまには届きません。 コーヒーショップなどでも、良く見られる光景です。
ある商業施設では、「いらっしゃいませ」というありきたりな呼び込みのあいさつを廃止するように、デベロッパーから通達がありました。誰に向けて、挨拶をどう届けるかが問われている証拠です。
接客あいさつの基本「いらっしゃいませ」の中には、「数ある店の中から我々の店をお選び頂き、本当にありがとうございます」と、心から感謝を伝える意味があります。
例えば売り場に家族や友人・恋人が訪ねてきたらどうなりますか。普段通りのあいさつでは、すまさないはずです。
家族や恋人が来店したと考えると、あいさつにも自然と心がこもり、相手の表情にも敏感になれるのではないでしょうか。店員の働く喜びは、お客さまあってこそ。
お客さまを心から歓迎する気持ちでごあいさつをすれば、声のトーン、笑顔、視線は大きく変わるはずです。
BtoBの場合でも、問い合わせや営業電話の対応の仕方にも変化が出てきます。
ある企業では来客があった場合、社内のスタッフが総出で立ち上がり訪問者にあいさつをするそうです。独自のあいさつの仕方やルールなどを切り口にメディア露出も狙えます。
心に届くごあいさつ、まずはスタッフ同士から始めてみてはいかがでしょうか。自分に向けられた温かいあいさつが、どれだけ心に響くかがわかるのではないでしょうか。
『お客さまへのあいさつ 家族・友人に接するように』 日経MJ 2013/11/25
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