PR関連 2014/07/05
割引で終わらせるきですか?
「割引」。多くの企業に必要な武器ですが、飲食店にとっては切っても切れないキーワードです。
お客さんとのコミュニケーションを図る際に「割引」を上手に使いファンになってもらっている飲食店が近年増えているように感じます。
例 えば、店の外にある席に座ると割引になるものや、店主の名前が「伊藤」。来店客の名前に「伊」か「藤」が入っていれば割引と言ったものがあります。まだま だ面白い割引の取り組みがありますが、苦情を逆手にとり、逆にファンにまでさせてしまう割引を活用した飲食店のPRを紹介します。
有名店ならではの悩みを逆手にとった店。
兵庫県にあるお好み焼き店では、5年前から店が満席の場合には“待てば待つ程”総額から値
段が割り引かれるサービスを展開しています。
お客さんはまず入店すると、入店時間が書かれた紙とトランシーバーを渡されます。その後自分の好きな場所で待機し、呼ばれたタイミングで再来店するという仕組みになっています。15分待つごとに2%ずつ割引額が増えていき、1時間を超えると最大で10%の割引になります。
楽しませることを追求
一見するとありそうなサービスですが、お客さんを楽しませるという意味では、とてもいいPRになっています。
月に1度は利用するという女性は、店が混んでいた方がお財布に優しいので、人が多いほどラッキーと思うと、まったく待ち時間を苦痛に感じていません。
こ のサービスを始める以前は、店に訪れたお客さんが待つのを嫌って帰ってしまうことも多く、中には苦情を言う人までいたと言います。そこでディズニーランド のように待ち時間もお客さんを楽しませる仕組みが作れれば、集客力を高めることができるはずとサービスの考案がなされました。
サービス開始後は利用者から「もっと待てるのに」「もう入店なの?」といった声が出るほど、待ち時間を楽しむ人が増えています。アンケート調査では、待つことに対する不満をぶつける人はほとんどいなくなったと言います。
どのようなコミュニケーションをとるのか
今回紹介させて頂いた例では、“割引”というツールを使い、お客さんと楽しむというコミュニケーションを取りました。楽しませる以外にも様々なコミュニケーションの図り方はあります。自社にあったコミュニケーションの取り方を考えてみてはいかがでしょうか。
参考:『飲食店割引、楽しさ足す』日経MJ 2014/07/04
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