PR関連 2014/04/26
あなたも読んだ?ベストセラーの3か条
「若者の読書離れ」、「出版業界の不況」。このような言葉がささやかれる中、担当した本の4つが年間ベスト10(ビジネス部門)にランクインさせた編集者がいます。
本の増刷率が20%台という厳しい出版界の現状を考えると、このヒット率は驚異的な数字です。
担当者に「売れる本」作りについて尋ねたところ、3つのポイントがあることを教えてくれました。
売れる本作りのポイント
1つ目は『多くの人が関係するテーマ』で本を作ること。
本を買わない最大の理由は、自分とは関係ないからです。
2つ目は『ベネフィットの大きさ』。
自分にとって明らかにベネフィットが大きい本でなければ、お客さんはお金を払ってくれません。
最後は『本の内容が実行できる』。
実践することが難しいと思われてしまう内容の本だと、お客さんが敬遠してしまいます。“簡単にできる”ということが読者にとって大きな魅力になります。
この3つのポイントに関して大事なことは、「一つも欠けてはいけない」ことです。この条件を満たす本はマーケットが大きく、需要があり、実行可能なので売れる確率が高くなります。
作り手側は、常に“こういう商品を世に出したい”と考えがちのため、マーケットの要求からスタートすることを忘れてしまうのです。
作り手サイドが「作りたいモノを作る」のでなく、消費者に求められるモノを作る。ビジネス書に限らず、多くのモノ作りに関わる人が、常に意識しなくてはいけない大切なことではないでしょうか。
参考:『ベストセラーの3か条』 日経MJ 2014/04/25
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