PR関連 2013/10/23
PRにおける想起率
想起率とは「純粋想起」と「助成想起」とあり、企業や製品・サービス等の手がかりが与えられたとき、特定のブランドを思い起こせることです。
例えば、「ファミリーレストランと言えばどこを思い浮かべますか」といったように、ファミリーレストランというカテゴリーが与えられただけで、特定のブランド名を再生できる状態を純粋想起といいます。
一方で、あるブランド名を手がかりとして与えられたとき、そのブランドへの認知を確認できることを「助成想起」といいます。
例えば「〇〇というブランドを知っていますか」のように、提示されたブランドについて認知していると確認できる状態が助成想起と言います。
そのため、純粋想起の方が助成想起より記憶の度合が高いため、購買の際に選択されやすいといえます。
想起率を向上させることによって自社のサービスや商品を選択してもらえる回数が増えるため、企業によって様々なメディアを活用し、顧客との接点を増やしています。メディアの中でも多くの視聴者に見られているテレビ番組ですが、テレビに露出した際の想起率を紹介させて頂きます。
シミュレーション例になりますが、現状でテレビCM想起率が10%の企業が、想起率を上げるためにテレビCMを新たに30000万円出稿すると、約16.8%に増加します。
CMでの想起率を紹介させて頂いたのですが、CM視聴率と番組視聴率には誤差がありますので、番組内で露出した際にはさらに多くの方に見られる事はもちろん、視聴者もメディアからの客観的な紹介という事でさらなる効果が期待できます。
想起率の上がり方の際に、既存品と新商品とでは、想起率の上がり方が異なりますので、新商品のCM出稿の際にはさらにCM出稿が必要になるかと思います。
想起率の上昇の仕方ですが、「テレビCMのみ」より「テレビCM&他メディア」を活用した方が想起率の上昇は効果的です。
ちなみに雑誌広告ですと、1.0%あった想起率を上げるために、新たに7000万円の雑誌広告を出稿すると約1.2%に増加します。
テレビという巨大なメディアに、露出し続けることが出来れば想起されやすくなり、企業の認知度は計り知れないものになる可能性があります。
実際にドラマなどで使用された地域が観光名所になったり、「タレントの○○さんが使ってる商品!」とテレビで紹介されれば、次の日に注文が殺到し店から商品が無くなるということも現実に起きています。
テレビと上手に付き合い、企業側から仕掛けていくことによって想起率が向上し、選択してもらえる確率が向上するのではないでしょうか。
参考【ビデオリサーチ】コミュニケーションドライブ
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