PR関連 2013/11/02
間違って黒毛和牛?!
大手ホテルを中心に、メニューの虚偽表示が発覚し世間を騒がせています。
謝罪会見では「アピールしたいという意識が働きすぎた」という釈明の言葉が聞かれました。
どんなサービス業もメーカーも、顧客や消費者に対して最大限のアピールをするために様々なマーケティング戦略を練っています。そのような努力が、間違った方向に出てしまったことは、とても残念です。
一方で、誤表示の対象となった高級食材やブランド食材が、顧客にとっていかに「アピール度」が高いかということも見て取れるのではないでしょうか。「車エビ」や「地鶏」、「九条ネギ」などは顧客の気持ちを高ぶらせます。
さらに、たまにしか行かないホテルで普段よりも値段の張る食事をしようというからには、それなりのリッチさやブランドをメニューに求めてしまうのは、人の性といえるのではないでしょうか。
飲食店でのPRを行う場合に、今だったら「誤表示」を利用することができるのかと思います。実際には規制や法律などがあるため、難しいと思いますが、一つの例として。
リーズナブルな牛丼チェーン店、1日限定で「黒毛和牛」を使用。
使用していることを隠し、後日社長が大々的な謝罪会見。
「〇月○日だけ、弊社の連絡の不届きにより、黒毛和牛を使用してしまいました。大変申し訳ありませんでした。」という記者会見を、WebPRとしてサイト上に動画を公開すれば、反響が得られるのではないでしょうか。
視聴者が「おもしろい!」「またやってくれるかも」といった受け取り方をしてくれれば、ファンを獲得することにも繋がります。
時代の逆手を取るPRですが、PRを行う上で「トレンド」と合わせることはとても重要です。時代の流れを読んでPRを行うことが出来れば、顧客がイメージをしやすく、ストーリーに入り込みやすくなります。
上記の例は法律の関係上難しいと思いますが、仕掛けてみる価値はあるのかと思いますので、そのときは視聴者として楽しみたいです。
参考:『メニューの虚偽表示』 日経MJ 2013/11/1
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