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PR関連 2013/09/10

憧れのリゾート地の裏にはスラム化が進む


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身を寄せ合うように林立するコンクリートの建物、狭い路地を駆け抜ける無数のバイク。「インド洋の楽園」と称されるモルディブですが、首都マレはそのイメージからはほど遠い。

観光に変わる産業が育たない中、都会に押し寄せた若者は職にあぶれ、違法薬物に走ります。

「楽園とスラム。モルディブには二つの国が存在する」と住民は語ります。

 

面積約1.9平方メートルに10万人が住むマレは、世界一人口密度が高いとされています。他の島から教育や仕事を求めて「上京」する若者は後を絶たず、人口は増えるばかりです。

失業率は3割近く、国内の違法薬物の使用者は2万~3万人と推定されています。

 

モルディブ人権委員会は8月の報告書で、マレ住民の7割は過密住居で生活していると指摘しています。「こうした環境下で換気や衛星、プライバシーが不十分で、国連が定義する【スラム】に容易にあてはまる」と発表しました。

 

地元住民は「楽園」モルディブをどのように見ているのでしょうか。リシュファ(29)さんに尋ねると、「もしそんな所があるなら行ってみたい」。リゾート島で見た、透き通る海に似つかわしくない苦い笑みで答えました。

 

モルディブと聞いて綺麗な海、広い空などとても人気のリゾート地がイメージできます。私たちが知っているモルディブは「光」の部分で、見えない「闇」の部分は都会に押しよせた若者達が職にあぶれ、違法薬物に走っているという現状です。

 

開発コンサルタントのシマド氏は「1島1リゾート政策では観光地が隔絶され、旅行者の落とす金が国民に還元されない」と批判し、失業率の高さが強調されます。

 

世界有数のリゾート地であるモルディブですが、その他にも世界には数々のリゾート地がありますが、リゾート地と失業率の関係はどうなのでしょうか?

 

ま ず初めに日本人にもなじみの多い「グアム島」ですが、2011年3月に発表されたグアムの失業率13.3%が今年3月時点で11.8%と改善されたことが 分かりました。しかし、それは島内で有効求人が増えたことを意味するものではなく、求職している住民の数が減少したことによるものだといいます。

2012年8月24日号「島内の失業率11.8%に改善 しかし有効求人は?」 グアム新聞

 

続いてフィリピンに位置する「セブ島」ですが、2013年5月初めに民間の調査機関が『成人の失業率』調査結果を発表し、これによると4人に1人に当たる25.4%が『現在失業していて、求職中』との結果が出ました。

 年齢層別を見ると、18歳~24歳の若年層は49.6%、ほぼ2人に1人は失業中という数字で、これはフィリピンの卒業月である3月に学校を卒業しても在学中に職が決まらない層が依然多いことを示します。

「フィリピンの失業率の実態」2013/5/13 フィリピン・インサイド・ニュース

 

最後に日本を代表するリゾート地である沖縄ですが、「総務省統計局」労働力調査によりますと2012年の国内1位の失業率という結果が発表されています。
全てのリゾート地で失業率が高いわけではないと思いますが、少なからず関係性はあるのではないでしょうか。

引用:『スラム化に苦しむ「楽園」=人口過密で失業、薬物横行』 時事通信 2013/09/16



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